お揃いのユニフォームを作ったことでチームの心を一つにした南幌町の「農猿(のうえん)」。
会長の米田 昌樹さんにユニフォームの効果と作業着についてお聞きしました。
この記事は2022年4月1日に掲載された情報となります。
農猿 会長
米田 昌樹さん
Profile:専門学校卒業後、東京で飲食店勤務。地元を離れたことで南幌町産農作物の可能性を認識。地元南幌町に戻り農業生産法人(有)NOAHに勤務。主に大豆としいたけを担当。もっと南幌町の人に地元産農作物の良さを知ってもらうために仲間と「農猿」を結成。
ユニフォームがスイッチに
地元の農作物を広め、次世代につなぐことで地域を活性化しようと活動している南幌町の「農猿」。南幌町の生産者を中心としたメンバーによって結成され、地域イベントや商品開発、オンラインショップ、食育など積極的に活動しています。中でも、毎年南幌町で開催しているイベント「野祭(やさい)」ではメンバーがお揃いのTシャツを作成して士気を高めています。
「ゼロからのスタートだったので、すべて手探り。団体を立ち上げたものの、具体的な活動が滞っていました。シンボルマークとユニフォームのポロシャツを作ったことで気持ちにスイッチが入り、第一回目の『野祭』は成功しました」と「農猿」会長の米田昌樹さん。チームのユニフォームは活動にも良い影響を与えたと考えています。
「一つの共通したユニフォームを作ったことでチームの気持ちがまとまったと思います。『野祭』だけでなく、『農猿』として南幌町以外でのPR活動へ積極的に参加できるようになりました。『農猿』として活動する時に一体感が出ることはユニフォームのいいところですね」
個性を楽しみ、モチベーションアップする作業着ファッション
「実用性だけでなく、作業着も普段のファッションと変わりません。私は人と違ったお気に入りの作業着を着ることでモチベーションが上がります。こだわっているアイテムと、破れてもいいアイテムをうまく組み合わせてファッションとして楽しんでいます」。ユニフォームの効果を認識しつつも、ファッションとして個性を楽しむことが大切だと米田さんは考えます。
「私は作業後にショッピングに行っても違和感がないようなデザインにこだわっています。デニムなど素材にこだわっている人もいればツナギにこだわる人もいる。作業着を楽しむと気持ち良く作業に取り組めます。機能だけでなく作業着の効果は大切だと思います。個性は大切にしつつ、気持ちを一つにするアイテムとしてTシャツなどをワンポイントで活用することもいいですね。例えば、小さな子どもがいる家族で同じTシャツを着て作業すると一体感が育まれて効果的。何より、子どもが喜んで手伝ってくれて楽しいと思いますよ」